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模試を活用して合格力を高める3ステップ

 

「模試は受けているけれど、なかなか成績が上がらない…」
「模試の結果に一喜一憂してしまう…」

そんな悩みを抱えている受験生の皆さんに、模試を真の学力向上につなげる効果的な活用法をお伝えします。

模試は単なる実力測定の場ではありません。
正しく活用すれば、合格への確実な道筋が見えてくる貴重な学習ツールなのです。

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模試は「練習試合」という意識を持とう

まず大切なのは、模試に対する考え方です。

模試は本番の入試ではなく、あくまで「練習試合」です。
練習試合では結果よりも、本番で力を発揮するための課題発見改善が最も重要になります。

模試で大切なマインドセット

  • 結果に一喜一憂しすぎない
  • 間違いや弱点を発見する場と捉える
  • 本番に向けた改善点を見つける機会として活用
  • 時間配分や解答戦略を試す実験の場とする

練習で99回勝っても、本番で負けては意味がありません。
模試を通じて本番での勝利を目指しましょう。

ステップ1:模試前の目標設定で効果を最大化

模試を受ける前に、必ず具体的な目標を設定しましょう。
明確な目標があることで、模試の学習効果は格段に高まります。

目標設定の具体的方法

記述模試の場合:偏差値目標

  • 志望校の必要偏差値から逆算
  • 現在の実力と目標の差を把握
  • 段階的な目標設定(例:現在55 → 目標60 → 最終目標65)

マーク模試の場合:得点目標

  • 志望校の必要得点率から算出
  • 科目別の目標点数も設定
  • 時期に応じた現実的な目標調整

目標設定の例

  • 志望校が偏差値65必要 → 今回の模試目標は偏差値62
  • 共通テスト7割必要 → 今回の模試目標は650点
  • 数学が苦手 → 数学の偏差値を3ポイント上げる

重要なのは、単に高い目標を設定するのではなく、現実的で達成可能な目標を段階的に設定することです。

ステップ2:模試直後の復習で学習効果を定着

模試の真価は「受けた後の復習」にあります。
この復習こそが、模試を単なる実力測定から真の学力向上ツールに変える鍵となります。

復習の最適なタイミング

基本原則:模試当日中の復習開始

模試を受けた当日中に復習を始めることが理想です。
記憶が鮮明なうちに振り返ることで、自分の思考プロセスや間違いの原因を正確に分析できます。

現実的なスケジュール

  • 当日:全体を通した振り返りと間違い問題の特定
  • 3日以内:詳細な問題分析と解き直し
  • 1週間以内:類似問題の演習と弱点補強

復習で注目すべき3つのポイント

模試の復習では、以下の観点から問題を分析しましょう:

1. 知識不足による間違い

  • 覚えていない英単語・熟語
  • 忘れている公式や基本事項
  • 理解不足の概念

対策:復習ノートに記録し、定期的に見返す

2. 時間不足による間違い

  • 解き方は分かるが時間内に完答できなかった問題
  • 計算に時間がかかりすぎた問題
  • 読解に時間を取られた問題

対策:解答スピードの向上と時間配分の見直し

3. 応用力不足による間違い

  • 初見の問題への対応力不足
  • 複数の知識を組み合わせる力の不足
  • 問題の本質を見抜く力の不足

対策:解法パターンの整理と思考プロセスの言語化

効果的な復習ノートの作り方



間違い問題専用ノートを作成

科目別に間違った問題とその分析をまとめるノートを用意しましょう。

記録すべき内容

  • 問題番号と出題分野
  • 間違いの種類(知識・時間・応用のどれか)
  • 正解への思考プロセス(自分の言葉で)
  • 類似問題で注意すべきポイント
  • 復習日と理解度チェック

ステップ3:詳細な自己分析で弱点を克服

模試の復習で最も重要なのが「なぜ間違えたのか」の詳細な分析です。
表面的な復習ではなく、根本的な原因を探ることで、同じ間違いを繰り返すことを防げます。

分析の深掘り方法

「なぜ?」3回繰り返す

例:数学の計算問題を間違えた場合

  1. なぜ間違えた? → 計算ミスをした
  2. なぜ計算ミスをした? → 途中式を省略しすぎた
  3. なぜ途中式を省略した? → 時間を短縮しようと焦った

真の対策:時間配分の見直しと、確実性を重視した解答戦略

科目別分析のポイント

英語

  • 単語・熟語の知識不足
  • 文法理解の曖昧さ
  • 長文読解のスピード・精度
  • 時間配分の適切性

数学

  • 基本公式の定着度
  • 計算の正確性とスピード
  • 解法パターンの引き出し
  • 複雑な問題への対応力

国語

  • 漢字・語彙の知識
  • 文章理解の深さ
  • 記述答案の構成力
  • 古文・漢文の基礎力

理科・社会

  • 基本知識の定着
  • 思考問題への対応
  • 資料読み取り能力
  • 記述表現力

よくある質問と対処法

Q. 模試の結果が悪くて落ち込んでしまいます

A. 模試の結果は現在地を知るためのものです。
悪い結果こそ、具体的な改善点を教えてくれる貴重な情報と捉えましょう。
重要なのは結果ではなく、そこから何を学び、どう改善するかです。

Q. 復習に時間がかかりすぎて他の勉強ができません

A. 復習は効率よく行うことが大切です。
全問題を同じ時間をかけて復習するのではなく、重要度に応じてメリハリをつけましょう。
特に間違えた問題と、正解したが不安だった問題に集中することをお勧めします。

Q. 模試の解答解説が配られるまで復習ができません

A. 解答解説がなくても復習は可能です。
教科書や参考書で調べる、友人や教師に質問するなど、能動的に答えを探すプロセス自体が学習になります。
むしろ、自分で調べたことの方が記憶に定着しやすいものです。

まとめ:模試を合格への道筋に変える

模試を最大限活用するためのポイントを整理すると:

模試活用の3ステップ

  1. 事前の目標設定:明確な目標で学習効果を最大化
  2. 即座の復習:記憶が鮮明なうちに詳細分析
  3. 深い自己分析:根本原因を探り、真の対策を立てる

 

継続のためのコツ

  • 復習専用ノートで弱点を可視化
  • 「なぜ?」を繰り返して根本原因を探る
  • 結果に一喜一憂せず、改善に集中する

 

模試は受けるだけでは意味がありません。
しかし、正しく活用すれば、志望校合格への確実な道筋が見えてきます。

今回ご紹介した方法を実践し、模試を真の学力向上のツールとして活用してください。継続的な取り組みが、必ず合格という結果につながるはずです。

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